それと同時に、社会人になって活躍し、仕事に意欲を持っている友人の話を聞くとなんだか取り残されたような、世捨て人になったことをますます自覚させられつらくなってしまったのです。
次第にこのままではいけないと考えるようになり、私は就職活動を再開しようと心に決めました。
でも面接官の心ない頭を見て馬鹿にする姿が思い出され、怖くて外に出られないのです。
そして友人にそのことを素直に正直に相談してみることにしました。
すると池袋などにある内科クリニックで、AGA治療を本格的に受けてみてはどうかとアドバイスをくれたんです。
自分にはAGA治療を受けると五発想がなく、禿を隠すには桂を被るしかないと思っていたので青天の霹靂でした。
早速そのことを親にも素直に話して相談し、就職活動を再開するために本格的にAGA治療したいというと、快く治療代の費用を貸してくれたのです。
友人に言われたように池袋には人気の信頼のおけるAGAに特化したクリニックがあるようで、さっそくコンタクトを取って初会カウンセリングに伺いました。
医師や看護師もすべて男性であり、カウンセリングや診察中も恥ずかしい思いをすることがありません。
そして医師はスコープなどで毛根を緻密に検査したり、問診で親の頭皮のことや一日何本ほど抜けるかなど時間をかけてカウンセリングしてくれたんです。
そして毛周期に合わせて適切な塗り薬と、プロペシアという内服薬を処方してくださいました。
根気よく薬を飲み通院しなければならないのですが、多くの患者さんに一定の効果がみられるとのことでそれを続けていくことにしました。
すると治療開始後半年で以前にはない育毛や発毛が明らかに確認され、就活にも前向きになることができたのです。